ヨーロッパを目指す難民や移民に手を差し伸べたのはフランスに拠点を置くNGOの救助船。助産師の小島毬奈は救助した人々に寄り添う。国籍の異なる人々をまとめるのは一苦労だ。いちいちわがままを聞いてられない。小島が寝泊まりするスペースは女性2人でシェアしている。乗り込んでいたのは国際NGO「SOSメディテラネ」。14か国から集まった23人で救助活動にあたる。救助した人々の中に妊婦がいることがままあるという。コレまでに船内で赤ちゃんを取り上げたこともあった。子どもの遺体を見つけることもある。
港を出て11日目にリビアの沖合に船影を見つけた。海上で人名が危険に曝されている場合、発見者は国際法に基づき救助が義務付けられている。戦績不明の小舟には90人以上がひしめき合っていた。内線が続くシリアから逃れてきた人々だった。中には低体温症で衰弱している男性もいた。小島は女性と子どもが心身ともにアインシンして過ごせるよう、専用のスペースに誘導した。安全な港まで無事に送り届けるのが小島たちの仕事。また船を発見。アフリカの国々から来たようだ。近年、難民・移民の急激な増加はヨーロッパ各地で社会問題になっており、こうちは救助活動が彼らの渡航を後押ししているという批判は少なくない。国籍の違う子どもたちの間で小さないさかいが起こった。渡航に至るまでに性暴力を受けた女性も多いという。
夜、小島が船内の見回りをすると皮膚のかゆみを男性たちが訴えていた。小島は女性にしか出来ない助産師を目指したことに迷いはなかった。だが、事務処理に追われ身につけた技術を思うように活かせなかったという。小島は国際医療NGOに参加し、レバノンやイラクの難民キャンプに赴いた。地中海の救助船は自分の力を存分に発揮できる場所だった。イタリアを出て12日目、新たに人々を救助した。生まれたばかりの子猫たちが紛れ込んでいた。
港を出て11日目にリビアの沖合に船影を見つけた。海上で人名が危険に曝されている場合、発見者は国際法に基づき救助が義務付けられている。戦績不明の小舟には90人以上がひしめき合っていた。内線が続くシリアから逃れてきた人々だった。中には低体温症で衰弱している男性もいた。小島は女性と子どもが心身ともにアインシンして過ごせるよう、専用のスペースに誘導した。安全な港まで無事に送り届けるのが小島たちの仕事。また船を発見。アフリカの国々から来たようだ。近年、難民・移民の急激な増加はヨーロッパ各地で社会問題になっており、こうちは救助活動が彼らの渡航を後押ししているという批判は少なくない。国籍の違う子どもたちの間で小さないさかいが起こった。渡航に至るまでに性暴力を受けた女性も多いという。
夜、小島が船内の見回りをすると皮膚のかゆみを男性たちが訴えていた。小島は女性にしか出来ない助産師を目指したことに迷いはなかった。だが、事務処理に追われ身につけた技術を思うように活かせなかったという。小島は国際医療NGOに参加し、レバノンやイラクの難民キャンプに赴いた。地中海の救助船は自分の力を存分に発揮できる場所だった。イタリアを出て12日目、新たに人々を救助した。生まれたばかりの子猫たちが紛れ込んでいた。