農林水産省はきのう随意契約での備蓄米の売り渡し方法の詳細を発表した。放出するのは令和3・4年収穫の計30万トンで年間1万トン以上のコメを扱うことができるネット通販なども含めた大手小売業者を対象にしている。またこれまでの平均落札価格の半額程度で売り渡すとし、購入申請の受付も開始した。きのう夕方にはオンラインで業者向け説明会が開かれ約320社が参加した。小売業者の間ではイトーヨーカ堂が購入申請を決定、ドン・キホーテ運営会社も申請を行う意向を明らかにし、アイリスオーヤマも購入を申請した。小泉農林水産大臣は昨夜民放番組で「これまでに大手スーパーなど7社から計5万8000トンの購入申請があった」と明らかにした。農林水産省は契約が成立した業者から順次備蓄米を引き渡して行く方針としている。