第35回高松宮殿下記念世界文化賞・第27回若手芸術家奨励制度にインドネシアの「コムニタスサリハラ芸術センター」が選ばれた。2008年に芸術家やジャーナリストの支援で設立されたインドネシアの初の民間複合文化施設。軍事政権家で自由な芸術活動を追求したグループが母体となっていて、演劇や音楽、哲学など、幅広い分野で表現と思想の自由を守る芸術活動を推進している。新しい人材と才能を発掘し育成するだけでなく、芸術を通した地域住民との交流にも力を入れ、インドネシアの民主的な発展に貢献している。授賞式は11月19日に東京で行われる。