門間さんの経済視点は「低金利の問題点の総括」で、「日銀の金融政策についてはもっと大きな批判はたくさんある。財政規律を弱めているとか、非効率を温存している、悪い円安を引き起こしてるとか。そういうことについてどう考えるかという問題。私自身はそういう批判の中にかなり言い過ぎとか誤解も混じってると考えている。日銀がどういう風に考えているか。低金利の問題点の整理、その説明ということをしていくことが大事と考えている」などと話した。阪上さんの経済視点は「景気シナリオの分岐点」で「先行指標と実行指標のタイムラグがいつもより長いなと言う感じで、この辺りはコロナの回復といった特殊性が影響している可能性がある。先行指標が落ちてるから、実行指標も時間がたてば落ちてくる。だからアメリカ経済景気後退になるんだという風にみる向きが多いが、一方で違うシナリオの可能性も出てきてて、実行指標が粘ってる間に在庫サイクルが好転して先行指標が改善してくると、景気後退ならないんじゃないかとこういう見方が出てきている。そういう例は過去にはないが、コロナのあとという前例のない状況なので、そういう例のないことが起こる可能性も注意する必要がある」などと話した。