アメリカは中国との対立が続いている。対中政策を進める中でトランプ大統領がマスク氏に対して激怒したとアメリカメディアは伝えている。先月20日、ニューヨーク・タイムズがマスク氏が国防総省から中国との戦争計画を受ける予定と報じたニュース。21日にマスク氏は国防総省を訪れたということから、トランプ大統領はイーロンはいったいそこで何をしているのか、彼が来ないようにしろと激怒し、説明中止を指示したとアクシオスが伝えている。背景にはマスク氏がCEOを務めるテスラの世界生産量の半分を担う上海工場を建設するために、中国の銀行から約1992億円以上の融資を合意したことや、ロイター通信によるとテスラや宇宙開発企業のスペースXを経営しており、中国やアメリカの国防総省とビジネス上の関係があるため、利益相反の問題を指摘する声もあると報じている。今月3日、トランプ大統領はマスク氏は数ヶ月ほどで政権の要職から退くとの見通しを示している。年間最大130日勤務可能な特別政府職員という立場。退任日はまだ決まっておらず、任期は来月30日に終了とみられている。マスク氏は18日にインドのモディ首相と電話会談、19日に今年後半にインド訪問を表明している。既にインドでテスラの従業員の採用を開始しているとブルームバーグが報じている。インドに接近する理由について専門家はアメリカや欧州での販売低迷があるため、インドにイカざるを得ない。マスク氏は実業家として世界最大の富。トランプ大統領の一番の側近、アメリカ・欧州の政治へ介入を続けるのではないか。世界を自分の思い通りに動かすことなどとしている。