先週、モスクワを訪問したウィトコフ特使は16日、CNNテレビのインタビューで「アメリカとロシアの電話首脳会談が今週にも行われる」と述べた。ウィトコフ氏は「プーチン大統領との会談は非常に前向きだった」、「すべての重要な決定にトランプ大統領が関与している」とした。数週間以内に合意成立の見通しを示した。プーチン大統領はアメリカとウクライナが合意した“30日間の停戦案”に難色を示していた。トランプ大統領とプーチン大統領は「ウクライナ兵が包囲されている」と主張しているが、ゼレンスキー大統領は「ウクライナ軍は包囲されていない」とし述べ、アメリカの戦争研究所は15日時点で“包囲の証拠は確認できない”としている。アメリカとウクライナが一時停戦案に合意した翌日、クルスク州に軍服姿で現れたプーチン大統領。アメリカ・ルビオ国務長官はウィトコフ特使から報告を聞いたうえで協議し、トランプ大統領が次の行動を決めるとしている。