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「エコトラック」 のテレビ露出情報

ニッキのインジェクターを搭載したトラックは約540kmを週3回の定期便として活躍している。このトラックを所有している大阪の運送会社はすべての車両が環境対応車だという。大型天然ガストラックの普及にはインジェクターの耐久性が特に重要だという。ニッキは従来のインジェクターと大きく構造を変えた。従来のインジェクターは摺動式で液体燃料用と構造が同じだった。弁が開閉する際、液体燃料には潤滑性があり接触面がスムーズに動く。ガスの場合は潤滑性がないので摩耗して、長く使ううちに適切な動きができなくなる。ガス専用としてニッキが開発した弁は吊り下げ式となっているので上下に動く際、どこにも接触しない。ニッキは電子制御装置も自社で製造。ソフト開発まで行なう国内では数少ない企業だ。
ニッキの創業は1932年。日本で最初の気化器メーカーとして設立。気化器とはガソリンを霧状にしてエンジンに送り込む燃料供給装置。当初扱っていたのは液体のガソリンだった。1960年代からはモータリゼーションの波に乗って会社は成長。1980年代、ガソリン燃料車は電子制御が主流に。売り上げも減少の一途を辿って会社存続の危機を迎えた。当時はまだ、ガスを専門に扱う企業は多くなかった。社名もニッキに変更して新たな一歩を踏み出した。クリーンな燃料として注目が集まるガス燃料供給システムを開発して成長を遂げた。

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