レオナルド・ダビンチの自画像ではないかと思われる絵の裏に「PINXIT-MEA」と書かれていた。「私が私を描いた」と言いたかったのだという。ダビンチは愛人の子どもで経済的に豊かではなかったため、学校にはあまり行けずラテン語は独学だったという。筆跡鑑定の専門家は同一人物が描いた可能性が高いとした。ダビンチの顔に関する記録はほとんど残っていない。唯一信頼できると言われているのが1515年頃に弟子のメルツィが描いたとされる横顔の絵。ダビンチの顔の研究者に協力を依頼、警察の顔認識の専門家チームと連携し肖像画とメルツィが描いた横顔のダビンチ、自画像といわれていたダビンチの顔のパーツや比率を測定し分析を行った。肖像画とメルツィの絵は似通っていた。エストニアのタリン大学ではさらに、2つの肖像画を使ってダビンチの顔を3Dにして復元した。