イラン情勢の混乱は、身近な果物であるバナナにも影響を及ぼしている。海外から輸入したバナナを日本で販売する場合は、害虫が持ち込まれるのを防ぐため熟す前の緑色の状態で輸入することが気義務付けられている。輸入後に黄色く熟成させるために使われているのが、ナフサから製造されるエチレンガス。青果物を加工して出荷する会社では、ボンベから風船に移したエチレンガスをバナナが保管されている倉庫に注入し熟成させるという。人工的にエチレンガスを入れてから5日ほどで出荷できる状態になるという。しかしエチレンガスの供給停止の通知が届き、創業以来のピンチに追い込まれた。
