おととし大腸がんで闘病中に都内の病院で亡くなった女優・島田陽子(当時69)。1971年に女優デビューし、ドラマや映画など多くの話題作に出演した。1980年に米国で大ヒットしたドラマ「将軍」にヒロイン役として出演、日本人として初めてゴールデングローブ賞、主演女優賞を受賞した国際派女優。島田の遺作はおととし11月に公開された映画「エヴァーガーデン」。島田は主演とプロデューサーも務めたが、がんを患いながら撮影に臨んだ。私生活では1990年代に一般男性と結婚し2019年に離婚、子どもはおらず一人暮らしだった。両親が亡くなったあとは親族との付き合いは一切していなかったという。朝日新聞編集委員・森下香枝によると、島田が亡くなった渋谷区が親族と連絡をとったものの、遺体の引き取り手がすぐに見つからずしばらく保管していたが、区が荼毘に付した。その後親族や知人らが遺骨を引き取り、両親と同じお墓に埋葬されたという。