暑い時期の嫌いな家事ナンバーワンは掃除である。掃除をしたくない場所は玄関口やベランダなど、屋外が最も多い。梅雨時の汚れを放置すると雨だれのシミが頑固汚れになることもある。夏の外掃除を紹介する。きよきよさんはハウスクリーニング・ビル清掃など35年以上のキャリアを誇る掃除職人で、自身のYouTubeチャンネルでは様々なテクニックを披露し300万再生を超える動画もある。掃除術を詰め込んだ著書を出している。なないろ隊の木戸さん宅を訪れた。築約20年の2世帯住宅である。木戸さんが気になっているのは郵便受け・玄関前・ガレージ・網戸の4ヶ所である。夏は熱中症防止のため比較的涼しい朝や夕暮れの時間がオススメで、屋外にいる時間を減らすため手早く掃除をする必要がある。
タオルで拭いても汚れの落ちない茶色く変色した郵便受けについて、茶色いのは錆でホームセンターなどで入手可能なサビ落とし用洗剤を塗布すると紫色になって溶けていき、乾いたタオルで拭くと錆を綺麗に取り除ける。洗剤をよく選べば掃除は簡単だという。掃除時間は約3分である。
玄関前の石畳の汚れについて、雨が直接当たる場所で汚れを踏み固める場所なので、汚れと黒いカビが付着している。石は御影石で、強い洗剤を使うとシミ汚れになってしまう。用意するのはメラミンスポンジと水で、水を含ませ表面を軽く擦ると汚れが落ちる。掃除時間は約30秒である。メラミンスポンジは細かい繊維の集まりで、汚れの億まで繊維が入り綺麗に落としてくれるという。石畳についたもらいサビは、天然素材に使用できるサビ落とし用洗剤を直接塗布し硬めのブラシで軽く擦れば落ちる。何度か作業を繰り返し最後に汚れを拭き取る。
ガレージの屋根の骨組みの汚れについて、雨は当たらなくても湿気により水分が垂れ、砂と埃が付着し白い汚れになるという。車を洗うついでに洗車ブラシで洗うといいという。洗車ブラシは毛先が柔らかく、傷つける心配もない。濡らした洗車ブラシに中性洗剤をつけ、優しく擦っていく。掃除時間は約1分である。
網戸について、洗剤を使うと芝生を痛める可能性があるため、今回はコーシンの軽量コードレス洗浄機を使う。充電式でバケツの水を吸い上げて使用可能である。ガラス窓を閉めて外から水を吹きかけて汚れを落とす。掃除時間は約2分である。