森に雨季がやって来た。増水した川で先生たちはボートを走らせる。目指すのは全ての授業をクリアした生徒が暮らす森。先生に気づいたオランウータンたちが出てきた。泳ぎが苦手なオランウータンは枝をつたって移動。1日1回運ばれてくる最低限の食べ物を受け取る。これ以外は自分の力で食べ物を探す野生に近い環境。水浸しの森でも生き抜けると示せれば、卒業となる。先生たちが気にかけているのはメスのケシー(13歳)。左腕の手首から先がない。幼い頃に銃で撃たれて失った。水に入ると、上手に腕を使って食べ物を取りに行く。しかし、気性の荒い年上のメスが襲いかかった。なんとか逃げることができたが、あれ以来、ケシーは他のオランウータンがいる時は食べ物に近づけなくなった。野生で生きるためにはどんなに怖い先輩がいても上手く立ち回る必要がある。
半年間続いた雨季が終わり、乾季が訪れた。この日、学校に1匹のオランウータンが運び込まれた。服を着た赤ちゃん。この子はある村でペットとして飼われていたという。インドネシアでは許可なくオランウータンを飼うことは禁じられている。村人の通報で発覚し、保護されてきた。まずは健康状態をチェック。生後3か月のメスで、まだ歯も生えていない。検査の結果、病気もなく、学校に入学することに。きょうが初めての野外授業。木に触れさせ、本来の住処が森であることを教える。一方、最終クラスの森にいるケシーはエサを置く台の前に陣取った。他のオランウータンが来る前に食べ物を手に入れる作戦。そこに近づいて来たのは体の大きなオス。ケシーは持てる限りの食べ物を抱えて、その場を離れた。先程のオスは幼い頃から一緒に学ぶ同級生。そして、ケシーを襲ったメスも現れた。しかし、ケシーは堂々と食べ物を取った。メスも襲ってくる気配はない。ケシーは苦手なメスを克服していた。その後、ケシーに近づく1匹のオスが。ケシーとオスはいい感じの雰囲気だった。
オランウータンの学校は人が奪った未来を人と取り戻すいのちの学校。仲間と学び合い、共に成長する。辛い経験も1匹で森を生き抜く力になる。
半年間続いた雨季が終わり、乾季が訪れた。この日、学校に1匹のオランウータンが運び込まれた。服を着た赤ちゃん。この子はある村でペットとして飼われていたという。インドネシアでは許可なくオランウータンを飼うことは禁じられている。村人の通報で発覚し、保護されてきた。まずは健康状態をチェック。生後3か月のメスで、まだ歯も生えていない。検査の結果、病気もなく、学校に入学することに。きょうが初めての野外授業。木に触れさせ、本来の住処が森であることを教える。一方、最終クラスの森にいるケシーはエサを置く台の前に陣取った。他のオランウータンが来る前に食べ物を手に入れる作戦。そこに近づいて来たのは体の大きなオス。ケシーは持てる限りの食べ物を抱えて、その場を離れた。先程のオスは幼い頃から一緒に学ぶ同級生。そして、ケシーを襲ったメスも現れた。しかし、ケシーは堂々と食べ物を取った。メスも襲ってくる気配はない。ケシーは苦手なメスを克服していた。その後、ケシーに近づく1匹のオスが。ケシーとオスはいい感じの雰囲気だった。
オランウータンの学校は人が奪った未来を人と取り戻すいのちの学校。仲間と学び合い、共に成長する。辛い経験も1匹で森を生き抜く力になる。