2025年4月27日放送 19:30 - 20:00 NHK総合

ダーウィンが来た!
ジャングルスクールいのちの学校 仲間と学べ!オランウータン

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。今回はオランウータンの学校・第2弾。

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オランウータン
ジャングルスクール いのちの学校 仲間と学べ!オランウータン
第1章 自ら学び!仲間からも学べ!

舞台はインドネシアのカリマンタン島。森の片隅にあるのが「ニャルメンテン オランウータン レスキュー&リハビリテーションセンター」。学んでいるのは幼くして親を失ったオランウータン約350匹。この学校では森で生きる方法を人が教えている。まずは前回の授業内容をおさらい。木登りの授業や食べ物を覚えるのも必須科目。欠かせないのが天敵の学習。ヘビのおもちゃを取り出し、先生たちが迫真の演技で怯える。恐怖を感じたオランウータンたちは一斉に木の上へ避難。こうした授業でヘビが危険であることを学習していく。本来は母親から7年かけて学ぶ。しかし、森林破壊や密猟によって母親を失う子どもが増えている。その受け皿がこの学校。授業内容は年齢別で赤ちゃんクラスは先生が手厚くサポート。成長するにつれ、手助けを徐々に減らし、自力で学ぶことを促す。最終目標は野生への復帰。

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インドネシアオランウータンカリマンタン島ニャルメンテン・レスキュー&リハビリテーションセンター

1時間目、道具を使う。授業の課題は硬い実の中にある白い部分を取り出すこと。先生は開けやすい部分を教えるだけで直接手助けはしない。木の棒を使ったり、折れて尖った木を利用するオランウータンもいた。授業後、先生が葉っぱを配った。1匹のオランウータンがその葉っぱを被った。野生では葉っぱを傘にすることがある。オランウータンたちは次々と真似をしていく。

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オランウータン

2時間目、食べ物の発見。野生へ復帰するには食べ物を見つける能力が不可欠。木の上にいる小さなシロアリも貴重なタンパク源。1匹のオランウータンが蜂の巣を発見。幼虫を取り出し、食べられることを知った。

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色んな年齢の生徒が集まった授業中、棒を持ったオランウータンが小さなオランウータンを叩いた。本来、オランウータンは単独で暮らす生き物。森では仲間同士で距離をとり、接することはほとんどない。一方、この学校では常に仲間と一緒なのでトラブルが起こりがち。こうした経験を積み重ね、仲間との距離感を身につけていく。

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オランウータン

3時間目、ケンカを避ける。この授業では仲間と平和に暮らすための術を学ぶ。大事そうにカップを持って遊んでいるオランウータン。それを先輩のオランウータンに奪われた。カップを奪われたオランウータンは不快感を表そうとしているが、上手くできていない。口から出す「チューッ」という音で嫌な気持ちを伝え、ケンカになるのを避ける。オランウータンは単独で暮らしているが、仲間とのコミュニケーションは大切。カリマンタン島は大地の栄養が乏しく、木々はたくさんの実をつけられない。群れで動き回るより、1匹ずつ散らばった方が食べ物が行き渡り、体力も温存できる。

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そんなオランウータンも集団になる時がある。この森では数年に一度、一斉に実がなることがある。一斉結実と言われ、植物がより多くの子孫を残す営み。この時は食べ物が豊富にあるため、オランウータンも仲間と一緒に行動する。ベテランのお母さんに若いメスがついて行き、食べ物の場所を学ぶこともある。

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幼なじみの固い絆

この学校では、これまでに500匹以上のオランウータンを野生に帰してきた。しかし、森へ戻れないオランウータンもいる。シェルトン(12歳)は両目が見えていない。コプラル(13歳)は事故で両腕を失った。彼らが不自由になった原因は人間。オランウータンが暮らす森のすぐ横に広がるのはアブラヤシの大農園。実からとれるパーム油は洗剤や食品などの原料として人々の生活に不可欠。こうした農園を作るため、島では大規模な伐採が進み、原生林の7割が失われている。食べ物を求めて畑に現れたところを村人に殺されたり、子どもがペット目的で密猟されたりする悲劇が起きている。彼らは子どもの頃から学校で一緒に学んできた同級生。自由に外を歩けないシェルトンのもとへコプラルは毎日遊びに通う。

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第2章 年長クラスで大ゲンカ勃発!

森に雨季がやって来た。増水した川で先生たちはボートを走らせる。目指すのは全ての授業をクリアした生徒が暮らす森。先生に気づいたオランウータンたちが出てきた。泳ぎが苦手なオランウータンは枝をつたって移動。1日1回運ばれてくる最低限の食べ物を受け取る。これ以外は自分の力で食べ物を探す野生に近い環境。水浸しの森でも生き抜けると示せれば、卒業となる。先生たちが気にかけているのはメスのケシー(13歳)。左腕の手首から先がない。幼い頃に銃で撃たれて失った。水に入ると、上手に腕を使って食べ物を取りに行く。しかし、気性の荒い年上のメスが襲いかかった。なんとか逃げることができたが、あれ以来、ケシーは他のオランウータンがいる時は食べ物に近づけなくなった。野生で生きるためにはどんなに怖い先輩がいても上手く立ち回る必要がある。

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半年間続いた雨季が終わり、乾季が訪れた。この日、学校に1匹のオランウータンが運び込まれた。服を着た赤ちゃん。この子はある村でペットとして飼われていたという。インドネシアでは許可なくオランウータンを飼うことは禁じられている。村人の通報で発覚し、保護されてきた。まずは健康状態をチェック。生後3か月のメスで、まだ歯も生えていない。検査の結果、病気もなく、学校に入学することに。きょうが初めての野外授業。木に触れさせ、本来の住処が森であることを教える。一方、最終クラスの森にいるケシーはエサを置く台の前に陣取った。他のオランウータンが来る前に食べ物を手に入れる作戦。そこに近づいて来たのは体の大きなオス。ケシーは持てる限りの食べ物を抱えて、その場を離れた。先程のオスは幼い頃から一緒に学ぶ同級生。そして、ケシーを襲ったメスも現れた。しかし、ケシーは堂々と食べ物を取った。メスも襲ってくる気配はない。ケシーは苦手なメスを克服していた。その後、ケシーに近づく1匹のオスが。ケシーとオスはいい感じの雰囲気だった。

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インドネシアオランウータン

オランウータンの学校は人が奪った未来を人と取り戻すいのちの学校。仲間と学び合い、共に成長する。辛い経験も1匹で森を生き抜く力になる。

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(エンディング)
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