TVでた蔵トップ>> キーワード

「オランウータン」 のテレビ露出情報

舞台はインドネシアのカリマンタン島。森の片隅にあるのが「ニャルメンテン オランウータン レスキュー&リハビリテーションセンター」。学んでいるのは幼くして親を失ったオランウータン約350匹。この学校では森で生きる方法を人が教えている。まずは前回の授業内容をおさらい。木登りの授業や食べ物を覚えるのも必須科目。欠かせないのが天敵の学習。ヘビのおもちゃを取り出し、先生たちが迫真の演技で怯える。恐怖を感じたオランウータンたちは一斉に木の上へ避難。こうした授業でヘビが危険であることを学習していく。本来は母親から7年かけて学ぶ。しかし、森林破壊や密猟によって母親を失う子どもが増えている。その受け皿がこの学校。授業内容は年齢別で赤ちゃんクラスは先生が手厚くサポート。成長するにつれ、手助けを徐々に減らし、自力で学ぶことを促す。最終目標は野生への復帰。
1時間目、道具を使う。授業の課題は硬い実の中にある白い部分を取り出すこと。先生は開けやすい部分を教えるだけで直接手助けはしない。木の棒を使ったり、折れて尖った木を利用するオランウータンもいた。授業後、先生が葉っぱを配った。1匹のオランウータンがその葉っぱを被った。野生では葉っぱを傘にすることがある。オランウータンたちは次々と真似をしていく。
2時間目、食べ物の発見。野生へ復帰するには食べ物を見つける能力が不可欠。木の上にいる小さなシロアリも貴重なタンパク源。1匹のオランウータンが蜂の巣を発見。幼虫を取り出し、食べられることを知った。
色んな年齢の生徒が集まった授業中、棒を持ったオランウータンが小さなオランウータンを叩いた。本来、オランウータンは単独で暮らす生き物。森では仲間同士で距離をとり、接することはほとんどない。一方、この学校では常に仲間と一緒なのでトラブルが起こりがち。こうした経験を積み重ね、仲間との距離感を身につけていく。
3時間目、ケンカを避ける。この授業では仲間と平和に暮らすための術を学ぶ。大事そうにカップを持って遊んでいるオランウータン。それを先輩のオランウータンに奪われた。カップを奪われたオランウータンは不快感を表そうとしているが、上手くできていない。口から出す「チューッ」という音で嫌な気持ちを伝え、ケンカになるのを避ける。オランウータンは単独で暮らしているが、仲間とのコミュニケーションは大切。カリマンタン島は大地の栄養が乏しく、木々はたくさんの実をつけられない。群れで動き回るより、1匹ずつ散らばった方が食べ物が行き渡り、体力も温存できる。
そんなオランウータンも集団になる時がある。この森では数年に一度、一斉に実がなることがある。一斉結実と言われ、植物がより多くの子孫を残す営み。この時は食べ物が豊富にあるため、オランウータンも仲間と一緒に行動する。ベテランのお母さんに若いメスがついて行き、食べ物の場所を学ぶこともある。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年4月27日放送 19:30 - 20:00 NHK総合
ダーウィンが来た!(オープニング)
オープニング映像。今回はオランウータンの学校・第2弾。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.