先月25日、人民解放軍の機関紙は、中央軍事委員会・張副主席と劉委員が規律違反の疑いで調査を受けたと報道。粛清だとみられている。岩田元陸上幕僚長は「(習近平氏と張氏は)幼なじみで家族ぐるみで(内戦などを)ずっと戦ってきたという関係にある」などと指摘した。外交面ではロシア・プーチン大統領と会談。中露の安全保障について確認を行っていた。アメリカとはバイデン政権時代に大統領補佐官と会談し満面の笑みを浮かべていた。習近平氏からの信頼を得ていたとみられる張氏。去年12月、アメリカ国防総省が発表した中国の軍事行動を分析した年次報告書を公表。アメリカは軍創設100年の節目である2027年末に台湾侵攻の準備を完了するよう指示を出したとみている。張氏は台湾侵攻に身長な姿勢を見せていた。中央軍事委員会は習氏を含む7人で構成されていたが、過去2年間で3人が失脚。今回の張氏ら2人を合わせると5人。習氏を除けば残りは1人。軍幹部の粛清が相次ぐ背景について岩田氏は「意見の対立があったことは間違いない」などと指摘した。岩田氏が着目したのは去年9月の軍事パレード。ロシア・プーチン大統領と北朝鮮・金総書記が招かれた。岩田氏は「調査の対象となっていたために(「上将」に)ここで指揮を執らせなかったということだと思う」、「もう完全に『習氏個人の軍』になってしまったと言っても過言ではないと思う」などと述べた。
