パリ五輪大会6日目、体操の男子個人総合決勝で岡慎之助(20歳)が金メダルを獲得した。全6種目(ゆか・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒)の合計得点で順位が決まる体操・個人総合。五輪初出場で20歳の岡慎之助は、2種目目のあん馬で存在感を見せる。終始、安定した演技を披露した岡慎之助は、2種目目の終了時点で全体のトップに立つ。一方、個人連覇を狙った橋本大輝(22歳)は、序盤からスコアを伸ばせぬまま最終演技を終える。そして岡選手の最終演技、2位の選手にわずか0.322ポイントのリードで迎えた岡慎之助の最終演技・鉄棒。6種目全てで安定した演技を見せた20歳の岡慎之助が、団体に続き個人総合でも金メダルを獲得した。この種目では日本勢として4大会連続、6人目の金メダリストとなった。金メダルを獲得した岡慎之助は「五輪でも団体と個人で金メダルの獲得を目指して練習してきた。その練習の成果が金メダルにつながって、本当にうれしい。大きなケガをして本当に多くの方がずっとサポートしてくれていたので、こういう結果で終われて少しでも恩返しができたかなと思う」と語った。