最近、海外から薬を個人輸入している人が増えている。国民生活センターには「個人輸入で育毛剤を購入。酷いかゆみとかぶれが起きた」、「娘がタイからやせ薬を個人輸入。錯乱状態となり1か月入院した」などの声が寄せられている。番組は世界の薬を調べる研究室を取材。これまでに3000超の薬を調べたという。日本では未承認の内臓脂肪を減少させる効果があるという薬を紹介。錠剤の色や記載されている成分表示も同じという偽造薬もある。判断が難しい偽造薬は健康被害の可能性もあるという。岡山大学薬学部・吉田教授は「殺鼠剤が入っていた事例とかもある。効かないだけで済まないのが偽造医薬品」などと指摘した。今、薬の個人輸入で偽造薬が日本に入り込んでくるリスクがあるという。厚労省によると一定の条件下で「購入者自身の使用」に限り薬の個人輸入が可能になる。処方箋などが必要なく簡単に購入可能なことからSNSで広がっている。「薬」「個人輸入」を含むX上の過去2年間の累計投稿数(Quid Monitor調べ)は貯金2年で右肩上がりに増加している。薬を個人輸入した人を取材した。個人輸入の代行業者から購入する一番の理由は「安さ」。個人輸入した医薬品の効果について(金沢大学等の研究)、約28%が期待した効果を得られなかったと回答。約22%の人には副作用の症状が現れたという。筋肉増強剤として販売されていたという偽造薬はドイツ製という表記と住所と思われる文字があった。番組は製造元を調査すると住所は存在しない“架空の住所”だった。“偽造薬”研究の第一人者の(一社)医薬品セキュリティ研究会・木村代表理事は薬の個人輸入に対して警鐘を鳴らしている。
