日本と中央アジア5か国の経済やエネルギーの関係強化に向けた初めての閣僚級会合が行われた。日本からは西村経済産業大臣が、中央アジア5か国からはエネルギー大臣などが出席して開かれた。キルギスやカザフスタンなど中央アジアは、ロシアや中国などと隣接していることから地政学的なリスクを抱えている。しかし、これらの国々には豊富な資源に恵まれていることなどから、日本にとっても関係強化が課題となっていた。会合では日本と中央アジア5か国が、脱炭素に向けたロードマップの策定を協力して加速させることなどで合意。経産省幹部は、ロシアのウクライナ侵略を念頭に「現地で厳しい経営判断を迫られる日本企業にとって、中央アジアが新たな市場として重要になる」と指摘している。