セブン&アイホールディングスが井阪隆一社長の退任に向けて調整に入っていることが分かった。後任には外国人の社外取締役を起用する見通し。関係者によると井阪社長の後任にはセブン&アイの社外取締役で過去にスーパー・西友の最高経営責任者などを務めたスティーブン・ヘイズ・デイカス氏がつく方向で、初の外国人の社長になる。セブン&アイはカナダの競合企業から買収提案を受けていて、それに対抗するための戦略の練り直しを迫られている。6日の取締役会でデイカス氏の社長就任案を決議し、その後、井阪社長とデイカス氏がそろって記者会見する予定。新たな成長戦略に言及するかが焦点。