東海大学 静岡キャンパスではマダコの養殖の研究が行われている。1つの水槽にタコを飼うと喧嘩が始まってしまうのが問題だといい、これを解決するために板を並べたシェルターを設置するという対策を取った。このシェルターを設置することで1匹ごとに棲み分けできるのだといい、特許も取得している。魚の肉などから作られた人工の餌が使われているが事業化に向けて価格を抑えた餌の開発を進めるとともに、幼生を成体に育てることが課題となる。東海大は築地銀だこの運営会社などと研究を進め2030年までに事業化することを目指している。一方で米・カリフォルニア州などではタコは知性が高い生き物であるということを理由に養殖を禁止する法律が成立するなど動物愛護の観点からの批判もある。