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「カピトリーノ美術館」 のテレビ露出情報

ザラフシャン川の支流沿いに昔、ソグド人の都市があった。世界遺産「カフィル・カラ遺跡」。最盛期は7世紀ごろで、中心にあるのは城塞の丘・シタデル。ここはソグド人の王の宮殿だったと考えられている。日本とウズベキスタンの共同調査隊が発掘を進めてきた。現在のチームリーダーは考古学者の寺村裕史さん。シタデルではいくつもの重要な発見があった。ここはソグド人の遺跡の中でも近年最も発見が多いホットスポット。シタデルを上から見ると正方形、寺村先生たちは一番奥の部屋に注目した。この王の間から見つかったのは獅子面のペンダント。変色しているが素材は銀。銀の土台に細かな装飾がされていて、ガーネットであろう宝石や金などがあしらえてあったとみられる。外国との公益の証である封泥も見つかった。書簡や箱を封じた粘土の封印。送り主を示すスタンプが押された。カフィル・カラでは約700個の封泥が発見された。カフィル・カラやサマルカンドなどソグド人の都市が一つのつながりを持っていてその一帯はシルクロードの中心に位置し世界貿易の要衝となった。寺村先生たちの発掘はソグド人が交易の中心にいたことを裏付けるものとして高く評価されている。ソグド人の交易ネットワークは東西に7000キロに及ぶものだった。

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