アメリカ大統領選挙までおよそ3週間と迫る中、トランプ前大統領が13日西部の接戦州で移民問題が大きな争点になっているアリゾナ州を訪れた。アリゾナ州はメキシコに接し国境警備や移民の保護に去年、少なくともおよそ100億円が投じられ、移民問題への対応が大きな争点となっている。トランプ氏は演説の中でハリス副大統領の移民政策を批判し、国境警備隊の強化のために1万人の増員や給料の引き上げなどの考えを示した。移民問題については民主党のハリス副大統領も、先月末に国境沿いの町を訪れ違反を繰り返すものに対してより厳しい刑事責任を追及すると強調。今月10日にも、再びアリゾナを訪れるなど、接戦州での攻防が激しさを増している。