エヌビディアはアメリカ・カリフォルニア州にある半導体大手の会社で、生成AIを動かす半導体チップで最も優れた企業とされる。時価総額はアマゾンやグーグルの親会社であるアルファベットを上回る1兆7947億ドルで、世界4位である。一昨年10月は約3140億ドルで、1年4ヶ月で約6倍となった。株価は10年で160倍となった。日本の株価はバブル期につけた史上最高値目前となっており、今の上昇基調はAI・半導体相場ともいわれている。アメリカでAIに活用が期待される半導体に関連した銘柄に買い注文が集まり全体の株価を押し上げ、その波が日本にも波及して市場を底上げしている。エヌビディアの決算に関心が集まっているのは、アメリカ半導体企業の中でも成長株の筆頭ともいえる存在だからである。AIがこれまで人間が実行してきた考えるという作業を実行するにあたり、音声や画像、テキストなどのデータを高速で学習していくが、エヌビディアの半導体チップは画像や言語の処理で高い能力を持っており、こうした作業を効率的に行うのに最適だという。高性能半導体で世界シェアは8割超となっている。