20日、カンヌ国際映画祭で「名誉パルムドール」をスタジオジブリが受賞した。通常は個人に贈られるが、「40年にわたりアニメーション映画に新しい風を吹き込んだ」として、ジブリが初めて団体での受賞となった。代表して賞を受け取った宮崎駿監督の長男の宮崎吾朗監督が喜びを語った。授賞式では宮崎駿監督が「三鷹の森ジブリ美術館」のために脚本、監督した短編映画4本が記念上映され、海外では貴重な上映となった。宮崎吾朗監督は、2020年ごろから配信に力を入れたことで、過去の作品も世界中の人が見られるようになり、国際的な評価につながったと分析している。