- 出演者
- 首藤奈知子 鈴木おさむ 勝村政信
オープニング映像。
国が調査したYoutubeの利用率は年々どの世代も増加し、10~50代は90%以上、さらに10年間で最も利用率が伸びたのが60代。みて楽しむシニア世代が増え、さらに自ら撮って楽しむ人も出てきている。90歳の多良美智子さんは10年前に長年連れ添った夫を亡くし一人暮らし。そんな多良さんの楽しみはYoutubeできっかけはコロナ禍の時にスマートテレビを購入したことで今では生活の一部となっている。そんな多良さんはYoutuberでもあり3年間で80本以上の動画を投稿し16万人超が登録している。撮影・編集は孫のあーす君が担当し何気ない日常を投稿している。動画のきっかけは家族に近況を知らせたかった事だった。そして7本目部屋紹介動画を投稿すると260万回以上再生。そして40年ぐらい前に教えてもらっていた絵手紙の先生からはがきが届くなどした。
SNS動画が人生の支えとなったというyamaさん。yamaさんも3年ほど前から動画を投稿し週1で自分の生活や思いを発信している。yamaさんなシングルマザーとして2人の子どもを育て上げた。動画投稿のきっかけは50代の時にうけた解雇通告で当時、辛さを相談出来ず一人で抱え込んでいたという。そこで元々興味があった動画で伝えることにした。すると動画には同じ世代の人などから共感・応援のコメントが届き、人生を肯定されいま1日1日を前向きに進んでいる。
スタジオに勝村政信さんと鈴木おさむさんが登場。VTRを振り返り、勝村さんは60代でSNS動画について以前はみていなかったがいまでは毎日見ている状態と話す。鈴木さんは自分の好きな時間に好きなものを見れるのはシニア世代にも良い流行るなど話した。今回巣鴨でシニア世代が見ている動画についてアンケートを実施。大谷選手のニュースやヨガを見ながら運動するなどの声があり幅広いジャンルを見ていることが分かった。主なソーシャルメディアサービスの利用率で若者で多かったのがTik Tokで特に人気なのがショートドラマである。
Tik Tokで人気になっているショートドラマは長さ1~3分ほどの動画で国内市場は200億円と26年度には1400億円を超えるとされている。その魅力をどのように撮影するのか累計再生回数50億回の現場を取材。撮影では被写体のアップで構成されており、遠すぎるとスワイプされてしまい画面が顔だったら表情も分かるなどの効果があるという。全ての作品の責任者であるGOKKOの多田さんは俳優として活動してきたがコロナ禍で仕事が減少。そんな時に自分のルーツである中国のSNSで流れてきたショートドラマに革新を受けたという。ショートドラマの制作に乗り出し脚本作りで心がけているのが冒頭の作り方で起承転結の転の部分を頭に持ってくる、最初の1分を見てもらえたら残りの1分を見てくれるなど話した。
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ショートドラマは意外な業界でも注目されている。渋谷区にある教育機関で社会に役立つ人材を育成していてその中でショートドラマの講座が行われた。今後脚本などの作り方を学んでもらえる予定だという。さらに企業の広報戦略として活用する動きもある。大手調味料メーカーははメニューの投稿ばかりで年齢がちょっと上の方が多めになり、若者に向けてショートドラマを制作し先月公開し、これまで接点のなかった世代にアプローチをした。
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- 渋谷区(東京)
VTRを振り返りトーク。勝村さんは俳優はミュージシャンに嫉妬することがあり、その理由が3分の楽曲で起承転結、喜怒哀楽が込められて忘れさせない、俳優は起承転結、喜怒哀楽を2時間で描いていてショートドラマは画期的と思ったという。日本で作成されたショートドラマは海外でも注目されており、2023年のカンヌ国際映画祭のTik Tok部門で上田慎一郎監督が作った作品がグランプリを受賞した。鈴木さんは何十年前はレストランが主流だったがファストフードが入ってきてドラマ界も同じ感じになり、なくなるのではなく2極化すると思うなど話した。一方で原田曜平教授によると「フィルターバブル」現象で見る動画が偏るや真偽が不確かな情報も多いと注意点をあげた。