カンボジアの総選挙はフン・セン首相率いる与党・人民党など、合わせて18の政党が参加し、今月23日の投票に向けて、1日から選挙戦が始まった。人民党の集会には今回の選挙で初めて立候補し、後継の首相候補に指名されている長男のフン・マネット氏も参加し、フン・セン首相は息子への支持も呼びかけた。カンボジアでは5年前の選挙で当時の最大野党が解党を命じられて参加できず、与党がすべての議席を独占する結果となった。今回の選挙でも、5年前に解党させられた政党の流れをくむ有力な野党の参加が認められず、与党の勝利は確実な情勢となっている。