グミはガムだけではなくアメをも上回る市場規模となっており、次々と新食感のグミができている。販売金額の推移(インテージ調べ)では、今年8月までのグミの販売金額は867億円で、初めてアメを上回っている。グミを買う際に重視されているのが「食感」。先月発売になったのは5種類の新食感グミ。「むちもっちバナバグミ」はバナナの食感を再現したグミ。「もちゅグミ」は「やわらかいがほどよくグミの弾力感もあり、噛むとプルンとしている」。新食感グミの中でも人気なのが「ジャリジャリ系」。人気のグミシリーズ「カンデミーナ」から、「極粗ジャリシャリパウダー」がついた新商品が発売された。日本グミ協会の武者慶佑名誉会長は「下半期から来年にかけて究極のやわらかいソフトグミがでてきている」と説明した。今年発売になったのがやわらかいグミ「とろみ~グミ」。噛むたびにジュレが溶け出す「天使のグミ」なども発売される中、究極のやわらかグミ「モッチュ」は和菓子で用いられる“くず”を原料に使用。UHA味覚糖・マーケティング部・西田氏は「弊社が考えるグミの定義は、砂糖・水あめなどの糖質とゲル化剤から作られるものなので、グミと考えていただいて大丈夫」と説明した。
