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「ガゼッタ・デッロ・スポルト」 のテレビ露出情報

オリンピックで議論となっている性別問題。火をつけたのはボクシング女子66キロ級の試合だった。開始46秒で棄権したイタリアのカリーニ選手は試合後、英国・BBCスポーツで、「あの瞬間には自分の命も守らなければならなかった」と語った。対戦相手のハリフ選手は、ロシアが主導するIBA(国際ボクシング協会)が「女子選手として大会の基準を満たさなかった」として去年の世界選手権で失格になっていた。IBAは理由を明らかにしていないにも関わらず、ハリフ選手がトランスジェンダーという誤った情報や、男性の染色体を持っているといった不確かなニュースが広がる事態に。自国の選手の棄権を知り、イタリア・メローニ首相が反論。ただ当のカリーニ選手は、イタリアのガゼッタ・デッロ・スポルト紙の取材に対し「彼女とみんなに謝りたい。IOCが彼女に試合で戦えると言ったなら、私はその決定を尊重する」と答えている。ハリフ選手の家族は取材に対し「1999年5月2日、エイマヌン・ハリフ女性と書いてある。嘘をついて娘を非難するやつらは神の敵だ」とコメント。銅メダル以上確実にしている台湾の林選手も同じく世界選手権を失格になっていて、性別問題は大きくなるばかり。これを受けIOC(国際オリンピック委員会)は会見を開いた。バッハ会長は「彼女が女性であることに疑いの余地はない」とコメント。対するIBA(国際ボクシング協会)は組織運営に問題があるとしてオリンピック競技の統括団体から外されている。女子として見なさなかった詳しい理由については曖昧なままだった。IBA・ロバーツ事務局長は5日の会見で「テストの結果は一切開示できない。でも言わなくても分かるでしょう」と述べた。“誤報”や“人権侵害”という声も上がる中、“誹謗中傷”など言われなき嵐にさらされたハリフ選手は決勝進出を決めた。ハリフ選手も林選手もIOCの正式な認定のもと協議に参加。公式なルールのもと勝ち上がっている。個人の性というデリケートな問題について根拠の乏しい感覚的な誹謗中傷がSNS上を飛び交っている、一方的に選手を傷つけている。そのことこそ正していくべきだ。

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