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「パカル王」 のテレビ露出情報

メキシコはかつてマヤ・アステカなどの古代文明が栄えた地。チアパス州には石造りの建物が林立する世界遺産のパレンケがあり、7世紀頃に栄えたピラミットや王宮などがある都市の中心部となっている。マヤ文明には鉄がなく、人々は石器で石灰岩を加工して建物を建築した。30年前にパレンケから神殿のような建物が発掘され、中からは石棺が発見された。石棺の中には真っ赤に染まった遺骨があり、辰砂という鉱物で覆われていたため赤く染まっていたという。赤は人の血を意味していて、赤くすることで死者を蘇らせるという意図があったと考えられている。骨は女性のもので状況からかなり身分の高い人物と推察され、レイナ・ロハ(赤の女王)と名付けられた。レイナ・ロハは孔雀石やヒスイなどの緑色の石を使った精巧な仮面を身につけていて、目を見開いて生きていることを表している。神殿が見つかる前に発掘されたピラミットにはパカル王の墓があり、同じようなヒスイの仮面をつけて埋葬されていた。マヤの人にとって緑色は命を表していて、植物のような再生の象徴として生まれ変わることを意味している。マヤでは世界は天上界・地上界・地下界から成り立つと考えられていて、ピラミットの内部を地下へと降りていくことは死後に地下界へと旅立つことを表していて、そびえて立つピラミットは地下界から天界へと王が転生して再び地上界へと生まれる事を示している。遺骨のDNA検査の結果レイナ・ロハはパカル王との血縁関係はなく、パカル王の王妃と考えられている。
パレンケは奥深いジャングルに建っていて、宮殿には地下水路があり下水道が完備されていた。ジャングルでは雨季になると相当な雨が降り、豊かな水に恵まれたためジャングルで都市が栄えることになった。一方で川に囲まれたパレンケでは洪水に備えて宮殿横に水路が築かれ、宮殿の地下水路からの排水も水路に流れるように設計されていた。マヤの人たちは主にトウモロコシを栽培し、農村にまで整備された水路によって安定的な収穫量を保った。宮殿の中心には4階建ての塔が建っていて、周囲一帯を見渡して統治していた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年7月18日放送 14:35 - 14:40 NHK総合
まやまやぽん!(まやまやぽん!)
神話では人間はとうもろこしから生まれたと伝えられている。身分の高い人たちは髪型や頭の形をとうもろこしの見た目に見せた。産まれてすぐ頭蓋骨が柔らかいうちに圧力をかけて頭の先を細長く整えた。まやまとぽんくんは粘土でおかあさんをつくった。

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