サッカー選手のセルジ・サンペールは1型糖尿病を患っている。血糖値を正常に戻す薬の注射が毎日欠かせない。食事で糖質を取るたびに増える血液中の糖分を吸収するのが筋肉など全身の細胞。糖分が体のエネルギー源となり体を動かすことができる。糖質の取り込み役・グルット4は食事などで血糖値が上がると現れる。グルット4の数が少ないと高血糖のままになってしまい、多すぎると低血糖になりどちらも危険。細胞の核近くでトリスケリオンがグルット4の周りに集まり合体するとクラスリンになる。糖分を取り込むグルット4を細胞の表面に運ぶため、土台ごとちぎり取った姿だ。合体が解除されるとロープ役がそれをキャッチ。グルット4がスタンバイ完了すると合図を待つ。糖質を食べて血糖値が上がるとすい臓からインスリンというホルモンが出てくる。1型糖尿病はインスリンが出なくなる病気。インスリンの号令が細胞に届けばユーエスピー25がロープを切断してキネシンが受け取る。インスリンの量に合わせて必要な分だけグルット4が受け渡される。