北朝鮮とロシアは金正恩総書記がプーチン大統領と首脳会談を行った去年9月以降、急速に関係を強化していて、北朝鮮がロシアに対し兵器の供与を行っていると指摘されていた。国連安全保障理事会の専門家パネルはことし1月にウクライナに着弾したミサイルが北朝鮮製の弾道ミサイルだったと断定している。こうした指摘に対し金与正氏はきょう国営メディアを通じて談話を発表し、「虚構で綴られた朝露兵器取引説は最も荒唐無稽な臆測だ」と否定した。その上で「我々は軍事技術力をどこにも輸出や公開をする意向がない」と主張している。一方韓国政府は「兵器取引が明らかにも関わらず否定するのは、違法な行為と認識していることを示している」とコメントしている。