ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めてから、来月で3年がたつ。この間、ロシア軍は各地の発電所などに攻撃を繰り返し、ウクライナの発電能力は侵攻される前のおよそ3分の1まで低下したとみられている。去年4月に火力発電所がミサイル攻撃を受けたときの映像を紹介。大規模な火災が発生して、1週間燃え続けた。こうした攻撃のあとには計画停電が実施され、市民は不自由な暮らしを強いられている。首都キーウで高層住宅の最上階に暮らす高齢の夫婦が、計画停電の影響を聞かせてくれた。電動の調理器具はどれも使えない。水をくみ上げるポンプが動かせず、水道は停止。エレベーターは止まっているため、外出も難しいという。この日の停電は午前10時から午後2時までの4時間。断続的に1日8時間停電することもある。