スーダン・ハルツームでは紀元前8世紀から1000年以上にわたりクシュ王国が栄えた。世界遺産「メロエの古代遺跡郡」はかつてクシュ王国の都があった場所。この地には200を超えるピラミッドが残ると考えられている。ピラミッドは王族の墓として築かれたものだが、ほとんどが崩れている。その理由の1つ黄金の秘宝だった。女王のピラミッドは1834年、イラリアのフェルリーニが上部を壊し黄金の宝物を持ち去られてしまった。黄金の秘宝は国外に流出し現在、その1部がドイツ・ベルリンの「ベルリン新博物館」に保存されている。80点を超える副葬品の多くが金製品だった。メロエ郊外には今も金が取れる場所がある。豊富な金が王の富と権力の象徴となった。
