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古代ローマの遺跡で黄金の腕輪が発見された。発見されたのはイタリアの世界遺産「ポンペイ遺跡」。ポンペイは大噴火で火山灰などに埋もれた古代都市。腕輪は噴火の犠牲のになった人の腕に残されていた。黄金はいつの時代も人々魅了してきた。モン・サン・ミッシェルの頂きには金色に輝く大天使ミカエルの姿がある。金は絶対的な権力の象徴でもあった。さらに芸術を生み出し、祈りにも寄り添ってきた。
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スーダン・ハルツームでは紀元前8世紀から1000年以上にわたりクシュ王国が栄えた。世界遺産「メロエの古代遺跡郡」はかつてクシュ王国の都があった場所。この地には200を超えるピラミッドが残ると考えられている。ピラミッドは王族の墓として築かれたものだが、ほとんどが崩れている。その理由の1つ黄金の秘宝だった。女王のピラミッドは1834年、イラリアのフェルリーニが上部を壊し黄金の宝物を持ち去られてしまった。黄金の秘宝は国外に流出し現在、その1部がドイツ・ベルリンの「ベルリン新博物館」に保存されている。80点を超える副葬品の多くが金製品だった。メロエ郊外には今も金が取れる場所がある。豊富な金が王の富と権力の象徴となった。
エジプトの世界遺産「古代都市テーベとその墓地遺跡」。ここには3000年以上前の王族たちの墓がある。数多くの墓が見つかっているがほとんどが盗掘で荒らされていた。ところが1992年の大発見があった。見つけったのはハワード・カーター。発見されたのはツタンカーメン王の墓だった。副葬品の数は5000点以上。有名なのがツタンカーメンのマスク。金のマスクの重さは10kgを超えている。ツタンカーメンのマスクの他には黄金の玉座も埋葬されていた。
中国・湖北省の世界遺産「武当山の古建築群」。その最高峰に金色の建物がある。金殿と呼ばれていて建てたのは明の皇帝・永楽帝。永楽帝は武力によって皇帝の地位を得ると北京に紫禁城という宮殿を築いた。そして権威を神の力によって正当化するため、武当山にもう一つの紫禁城を築いた。金殿には真武大帝が祀られている。
ミャンマーにある世界遺産「バガン」。大小様々な塔や寺院が建ち並んでいる。その多くは人々が徳を積むために建てたものだった。黄金に輝く仏塔「タンチー・タウン仏塔」の中にはブッダの歯が収められると信じられ、多くの人々が訪れ祈りを捧げている。黄金の仏塔・シュエズィーゴン・パゴダの高さは約40m。建設を始めたのはバガン王朝、最初の王様だった。
南米のアンデス地方は黄金郷と呼ばれていた。500年ほど前アンデスにはインカ帝国が栄えていた。しかしスペインから来たフランシスコ・ピサロに滅ぼされ、黄金はスペインへ持ち出された。その金の行方を物語るものがセビリア大聖堂に残されていた。エクアドルの首都、キト・残された金が使われたのはラ・コンパニーア聖堂。中は全てが金色に輝いていた。キトの人々は私財をはたいて国内に残る金を集め、協会をつくったという。
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イタリアにあるサン・マルコ寺院。外壁を彩るのは金を分だんに使ったモザイク画だった。2枚のガラスで緊迫を挟みその輝きを中に封じこめる。最後に小さく切り分ければ金の欠片の完成。
サン・ヴィターレ聖堂を彩る絵は全てがモザイク画となっている。中央にはキリストが描かれ背景には金の欠片が一面に埋め込まれている。輝きは1500年以上経ったいまも失われていない。
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