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ワスカラン国立公園はペルー最高峰のワスカランを含む南北約150キロの広大な世界遺産。ワスカランの最高地点は6768m。国立公園には6000m級の峰が30近く、600以上の氷河がある。地球上の熱帯にある氷河の約4分の1がこの公園に集中している。氷河があるのは標高5000m以上の高地。標高約5000m、2つの峰とその谷間を氷河が覆っている。この高さになると光を反射する塵などが少なく太陽光が散乱しないため空の色は深い青に見える。ワスカラン国立公園のすぐそばに熱帯雨林アマゾンがある。アマゾンの湿った空気がアンデス山脈にぶつかることで上昇気流が発生、雲となり大量の雪を降らせる。ワスカラン国立公園の見どころの一つが、氷河が削った大地に水が溜まった氷河湖だ。大地を削りながら流れる氷河は細かい岩の粒子を一緒に運ぶ。氷河湖の水には粒子が大量に混ざり込んでいて、それが太陽光を反射することで美しい水の色を生む。氷河で暮らすネズミイワタイランチョウは蚊をついばんでいる。ワスカラン国立公園は類稀な自然美が評価され世界遺産になった。
ワスカラン国立公園の標高4000m付近には乾燥した大荒野。高さ約10mあるプヤ・ライモンディは樹木のようだが草。パイナップル科の植物で寿命は一般的に約100年。生きている時間の殆どを葉だけの状態で過ごし、多くが100年ほど経ったころ茎を伸ばす。1月ほどすると花が咲き、花が終わると寿命が尽きて枯れる。
標高4000mの荒野で暮らす人々がいる。カモネスさんはアルパカや羊を放牧して生活している。標高4000mを越すこの場所には電気もガスも水道もない。生活に欠かせないのがプヤ・ライモンディ。葉についている鋭いトゲのお陰で野生動物が入ってこない。家の木材や椅子にもプヤ・ライモンディを使っている。
「世界遺産」の次回予告。
600以上の氷河があるワスカラン国立公園。温暖化などによりその景観を大きく変えている。近年、この地の氷河を溶かすもう一つの原因が明らかになった。東に広がるアマゾンの熱帯雨林では近年森林火災が多発。その灰が太陽光を吸収し氷河の融解を早めていた。
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