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今回の世界遺産はカナダのグロスモーン国立公園。
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- カナダグロスモーン国立公園
カナダのニューファンドランド島の北西部にグロスモーン国立公園はある。トナカイやヘラジカなど多くの野生動物が暮らしている。湖の奥に渓谷が続いている。高さは600m以上もある。渓谷にある滝は断崖が高い上、あまりにも風が強いので水のほとんどが空中に吹き飛んで消える。湖の最も奥に着いた途端ブユの大群に襲撃された。渓谷の奥にある森は湿度が高く苔が群生している。遠い昔、この一帯は分厚い氷河で覆われていた。その氷河がゆっくり流れながら谷を削りフィヨルドができた。氷河という重石を失った大地が徐々に隆起し、海とつながっていたフィヨルドが内陸に閉じ込められた。閉じ込められた海水は長い年月をかけ淡水に。ここは世界でも珍しい内陸にある淡水のフィヨルド。
海沿いにあるアーチ状の岩はかつてこの一帯を覆っていた氷河が消えた後に姿を現したもので、もともとは丘のような形をしていた。その岩の下の部分が長い年月波に削られアーチ状になった。
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- グロスモーン国立公園
グロスモーン国立公園にはむき出しのオレンジ色の大地が広がる。地球の中心にある核を覆う物質マントルの上を歩くことができる。現在ニューファンドランド島がある辺りでプレートの沈み込みが始まり2つの大陸が衝突。その衝撃でプレートがめくれ上がり地底にあるマントルが地上に飛び出した。オレンジ色はマントルを構成するかんらん石が酸化した色。中には蛇の鱗のような模様の石も。マントルの大地は鉄分が多い上、栄養が乏しいので植物が育ちにくい。食虫植物のサラセニアは消化液の中に蚊の幼虫を住まわせて排泄物も養分にしている。グロスモーン国立公園は地球の成り立ちを目の当たりにできることなどにより世界遺産になった。
「世界遺産」の次回予告。
グリーンポイントと呼ばれる海沿いの一画には無数の縦縞が入った断崖が約300m続いている。海底に堆積物が積み重なり水平の層が出来上がり、その後大陸と大陸が衝突した際に地蔵が折り曲げられ縦になった状態で押し上げられた。時代ごとに形が異なるフデイシの化石でいつの時代の地層か特定できる。流さ300mの断崖には5億年前から4億7000万年前まで3千万年分の地層があることがわかった。1mで10万年を辿れる。
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