日本と南太平洋の島しょ国などによる太平洋・島サミットが開幕し、岸田首相は各国との個別の首脳会談に臨んだ。岸田総理大臣は早速、ツバルやバヌアツの首脳らとの会談に臨んだ。一連の会談では気候変動や海洋の安全など、共通の課題に協力して取り組んでいくことを確認するとともに、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を今後も安全に進めていくことを説明し、理解を求めたものとみられる。サミットでは各国との個別の会談などを経て、最終日のあさって、首脳らが一堂に会する会合で総括的な討議が行われ、成果は首脳宣言などにまとめられる予定。南太平洋の島しょ国を巡っては中国がインフラ整備を通じて関与を強めていて、日本としては今回のサミットでさらなる関係強化を図りたい考え。