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- 中山果奈
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日本と南太平洋の島しょ国などによる太平洋・島サミットが開幕し、岸田首相は各国との個別の首脳会談に臨んだ。岸田総理大臣は早速、ツバルやバヌアツの首脳らとの会談に臨んだ。一連の会談では気候変動や海洋の安全など、共通の課題に協力して取り組んでいくことを確認するとともに、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を今後も安全に進めていくことを説明し、理解を求めたものとみられる。サミットでは各国との個別の会談などを経て、最終日のあさって、首脳らが一堂に会する会合で総括的な討議が行われ、成果は首脳宣言などにまとめられる予定。南太平洋の島しょ国を巡っては中国がインフラ整備を通じて関与を強めていて、日本としては今回のサミットでさらなる関係強化を図りたい考え。
消費者庁は先月、機能性表示食品に求められる表示事項などを定める食品表示法に基づく内閣府令の食品表示基準で、健康被害情報の収集と報告や、工場では安全で質の高い製品を作るための適正製造規範「GMP」に基づいた製造管理をすることなどを法的に義務づける改正案を消費者委員会に諮問していて、きょうの委員会で、改正を適当だとする答申書が出され、了承された。答申書の中では、健康被害情報の報告の期限が可能なかぎり短くなるよう検討することや、医薬品との相互作用や過剰摂取のリスクなどが伝わりやすい表示をするべきだといった意見もつけられた。一方で、サプリメント食品は成分が濃縮されるため、健康被害のリスクが高いものの規律や監視体制は不十分だとして、すべてのサプリメント食品で健康被害情報の収集やGMPに基づいた製造管理が必要だなどといった意見書も出された。健康被害情報の収集と報告は、ことし9月から、GMPに基づいた製造管理については再来年の9月からそれぞれ義務づけられる見通し。
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真言宗を開いた空海が拠点とした京都の神護寺に伝わる彫刻や絵画などを集めた創建1200年記念特別展「神護寺−空海と真言密教のはじまり」が、あすから東京・上野の東京国立博物館で始まるのを前に、きょう、内覧会が開かれた。展覧会は、京都の神護寺がことし創建1200年になるのに合わせ開かれるもので、17件の国宝を含むおよそ100件が展示されている。寺の外では今回が初公開となる国宝の「薬師如来立像」、国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅」、「伝源頼朝像」などが展示される。
太平洋で取れるクロマグロの資源管理を話し合う国際会議で、日本の近海を含めた中西部の太平洋での漁獲枠を、大型はこれまでの1.5倍に、小型は1.1倍に増やすことで合意した。これによって日本の漁獲枠も大型で2800トン余り、小型で400トン、それぞれ増えることになる。小型のクロマグロの漁獲枠が増えるのは今の規制が始まった2015年以来、初めて。
空港の中で無人で貨物を運ぶ自動運転の車両の試験走行が公開された。「グランドハンドリング」と呼ばれる地上での業務の人手不足に対応しようと、専用車両として開発された。1台当たり2人程度が当たっている業務の省力化につながるということで、来年中に全日空が国内の空港で初めての導入を計画している。
北朝鮮国営のコリョ航空が15日、定期便のない月曜日にもかかわらず、中国との間で航空便を運航した。外交関係者によると、国際機関から子ども向けのワクチンなどの医薬品が搬入されたとみられるという。一方、ピョンヤンに駐在する中国大使館は、FAOの屈冬玉事務局長が北朝鮮を訪れていることを明らかにした。