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「クレールフォンテーヌ」 のテレビ露出情報

ルネ・ラリックはジュエリーとガラスという2つの分野で頂点を極めた工芸家。1860年フランス・シャンパーニュ地方で生まれた。16歳の時、父が他界したため学業を断念し、ジュエリー工房の見習い工になると、すぐさま類稀な才能を発揮し、20歳でカルティエなど一流宝石店のジュエリーデザインを請け負うようになった。1886年に自分の工房を設立すると、ラリックはオリジナリティーを追求し、粋で洒脱なジュエリーを次々と生み出した。しかし、1908年、コルセットの追放により、女性のファッションが大きく変化した。シンプルな服が流行したことで主張の強いラリックのジュエリーは人気を失った。そんな時に出会ったのが香水商のフランソワ・コティ。コティは香水を一般大衆にまで普及させ、一大産業に育て上げようとしていた。香りの魅力を伝えるには優れたデザインの香水瓶が不可欠と考え、ラリックに白羽の矢を立てた。これに応えるべく、50歳を目前にガラス工芸家に転身したラリックは優美な香水瓶を次々と製作した。さらに日用品やアーケードの噴水、列車のインテリアといったものも手掛けた。また、色ガラスにも挑戦した。

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