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「クロード・ウィーネ」 のテレビ露出情報

1983年6月2日夕刻、エア・カナダ797便。乗客は41人、アメリカ・ダラスからカナダ・モントリオールを目指していた。道のりの半分ほどが進んだ頃、後方トイレのモーターのブレーカーが落ちた。トイレから煙が漏れ出し、内装が焼けるにおいがして消火剤が散布された。当時は機内でタバコが吸えたためボヤ騒ぎも時折あったという。炎は少しずつ機体を蝕んでいた。
警告音が鳴り電気系統がダウンし始めた。ナビゲーション機能は失われ動いていたのは基本的な計器4つだけ。機長は直ちに最も近い地上管制を呼び出した。トイレの取っ手は触れられないほど熱く中を確認することさえできなかった。予備の電源も尽きかけていて、水平尾翼が高度1万メートル巡行設定のまま動かなくなっていた。客室では煙が天井を伝って広がり乗客の頭上に溜まっていた。煙はやがてパイロットの視覚を奪っていった。煙は有毒な物質を含み焼けるように熱い。立ち込める煙の中、客室乗務員は12列目より後ろには進めなかった。

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