ロシアのプーチン大統領が来年3月の大統領選に立候補を表明した。選挙を経て選ばれるというのは強い権力の正当性をもたらすため。今回の選挙はウクライナ侵攻の是非を問うものになり、当選すれば国民の信任を得たと主張することができることになる。プーチン大統領は2000年に大統領に就任し、首相の4年間も含めて23年。来年当選すれば2030年まで30年間権力を掌握することになる。2018年の投票率は37.5%で得票率が76.7%だった。今回の政権側の目標は投票率70%以上、得票率80%以上としている。世論調査でではプーチン大統領の支持率は85%となっている。