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「グリーンファイヤー」 のテレビ露出情報

きょうのテーマは「梅雨の風物詩・アジサイ特集」。小さなバラのような花も桜色の花も梅雨を象徴する花・アジサイの一種。東京・府中市にある府中市郷土の森博物館で開催中の市制施行70周年記念「郷土の森あじさいまつり」では、「ダンスパーティー」や「てまり」など100品種以上の鉢植えアジサイが並んでいる。人気のアジサイが色づく園内を巡り、歴史と変化を調査。アジサイ博士の川原田邦彦さんが案内。アジサイの中では大きなサイズの「ホンアジサイ」は江戸時代からある日本原産の品種。歌川広重や葛飾北斎らが浮世絵に梅雨の花として描いていたが、アジサイに人気が出たのは約40年前からで、それまでアジサイは嫌われていた。理由は2つあり、4枚の花びらが“死”を連想させること、花の色が変化することが“心変わり”を連想させた。一方、海外では「色が変わることが美しい」と評価された。シーボルトはその美しさにほれ込み、日本人の妻・楠本たきの呼び名「オタクサ」と名付けた。
小ぶりで青色が鮮やかな「ヒメアジサイ」は、日本を代表する植物学者・牧野富太郎博士が長野で発見し、花が優美でかわいらしいことから命名。アジサイは土の酸度で色が変わる。土が酸性だと青、アルカリ性だと赤に変化。日本人の勘違いから仕組みが判明。ヨーロッパでは赤という意味の「ロゼア」と呼ばれている。アジサイ研究家・山本武臣さんが「ロゼア」をヨーロッパから日本へ持ち帰り生育したところ、日本の土壌で青く育ったことで、どちらも「ヒメアジサイ」だと判明。セメントが付近の土壌をアルカリ性にするため赤いアジサイが咲く。
あじさいという和名には真の藍色が集まった花の意「集真藍(あずさあい)」が由来。品種が激増し、ユニークな名前のものも増えている。日本では「ヤマアジサイ」「ガクアジサイ」「タマアジサイ」「ノリウツギ」といった約15種類から品種改良によって次々と新品種が誕生。現在、日本には約3000品種、世界には約5000品種がある。世界で最も売られている花木がアジサイ。米国で1年間で売られるアジサイの数は約2億鉢。
東京・府中市の府中市郷土の森博物館を確実園・川原田邦彦さんが案内。米国の品種で人気なのが「アナベル」。この施設最大の見どころ、アナベルの丘では約2400株のアメリカアジサイ「アナベル」が見られる。「ピンクアナベル」を紹介。「アナベル」は土の酸度にかかわらず、持って生まれた色の花が咲く。アジサイの人気のきっかけは、華やかな八重咲きの性質を持つアジサイ「城ケ崎」。発見以降、交配親として品種改良が進められた。今、生花店に並ぶアジサイの約6割が八重咲き。府中市郷土の森博物館の市制施行70周年記念「郷土の森あじさいまつり」は来月7日まで開催。

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