アメリカのIT大手・アップルのグレッグジョズウィアック上級副社長がNHKの単独インタビューに応じ、12年ぶりに刷新するスマホの基本ソフトの新デザインについて開発の舞台裏を明かした。新IOSは半透明のガラスのようなデザインが特徴。WEBブラウザではボタンなどが半透明で画面上に表示される。ジョズウィアック氏は「ゴーグル型の端末ソフトで取り組んできた仕事からヒントを得て、デジタル情報を現実世界に融合させることを真に意図した」と話した。AIへの対応をめぐってはアップルの出遅れが指摘されていて、今月上旬に開かれた開発者向け会議でも画期的な技術が披露されなかったが、ジョズウィアック氏は「その競争に参加していない。私たちはChatGPTと同じようなものをつくろうとしているわけではない。ユーザーが生成AIでできることをもっと増やしたい」と述べたうえで、スマホなどに先端技術を取り込みAIを使っているか分からないような製品開発を目指す考えを強調した。