トランプ政権によるロシアへの新たな制裁。トランプ大統領はロシアによるウクライナ侵攻でも停戦を実現させたい思いがある。米ロ首脳の対面会談中止はトランプ大統領を制裁へと踏み切らせたとみられる。プーチン大統領は対話の姿勢を示してうやむやすることに成功してきた。ロシアでは石油やガスから得られる収入は歳入の3割を占め、うち石油関連が85%、ガス関連が15%。1月時点のロシア産原油の海上輸送による輸出先はインドが45%、中国が35%、トルコが11%で全体の90%を占めている。ロイター通信はインド石油精製会社はロシアからの原油輸入を削減・停止の方向で動いていると報じた。トランプ大統領は今月30日、習主席との会談予定していて、ロシア産地原油の購入停止を求める考えを示している。ニューヨーク・タイムズはロシアが軍事侵攻の当初の目的を変える可能性は低く、目的達成のための損失は覚悟している、トランプ大統領が再び考えを変える可能性があると報じた。
