クリスマスの今日、世界各地で平和の祈りが捧げられた。フランス・パリのシンボル、ノートルダム大聖堂は、2019年4月の大火災で尖塔などが焼け落ちたが、大修復を終え今月、一般公開を再開。24日は6年ぶりのクリスマスミサが執り行われた。大司教は「ノートルダムは希望のシンボルだ」と、集まった2000人の参列者を前に平和への思いを新たにした。英国・ロンドンのウェストミンスター寺院では、クリスマスコンサートが開かれた。このイベントを主催したのはがんの治療を続けているキャサリン皇太子妃。アレキサンダーマックイーンの真っ赤なコートをまとい、ウィリアム皇太子、3人の子どもたちと一緒にクリスマスキャロルを口ずさんだ。カトリック教会の中心地・バチカンでは、教皇フランシスコがクリスマスイブのミサを執り行った。「戦争や暴力にじゅうりんされた場所に、希望をもたらさなければならない」と世界各地の紛争地に思いをはせた。