一昨日の日経平均株価は1989年12月29日に記録した取引時間中の史上最高値3万8957円44銭を上回り3万9098円68銭と最高値で取引を終えたという。前回の最高値を付けた1989年の12月はバブル景気の絶頂期で土地は値上がりする土地神話が広がっていた。東京の土地では価格が高騰し、ベイエリアに超高層住宅が登場したのもこの頃だという。若者達はディスコのお立会いで夜通し踊り明かすなど多くの人が好景気に沸いたバブル期だった。業界歴約50年のタクシー運転手は「料金が170円の時に客が上乗せする料金を指で伝えていた」などとコメント。今の景気については「一般市民は給料が上がっていないから期待はない」と話している。70代のタクシー運転手は「バブル期のチップは1日で2000円から3000円はあった」などとコメント。
バブル期の25歳頃に給料30万円とタクシー代を10万円以上貰ってた人は「同じ給料でも今は余らない、物価が高いと思う」と話している。リサイクルショップでは物価高が続く中、少しでもお金にしようと不用品をリサイクルショップで買い取って貰う人が増えている。 玉県にある「スーパーセカンドストリート 大宮日進店」は買い取りも行っていた。店内には高級ブランドのバッグから手頃な値段で買える日用品まで約10万点のリュース品が揃っている。この店を利用する30代の女性は2歳になる長女からおねだりされた子供服を買いにお店へ来ていたが子供服代の足しにする為、赤ちゃん用のオムツを捨てるポットを売っていた。メーカーの定価は約5000円だが傷も無く未使用品から800円の値がついている。国内の中古品の販売額が2022年は10年前の2倍ほど増加し、コロナの影響は無かった。ゲオホールディングスはフリマアプリの拡大に伴いリユースを使う方の敷居が下がったとコメント。今回の株高について専門家は「今回の株価は89年のバブル的な株価とは違う。土地や不動産では無く今回の株高は日本企業が金を稼げる利益率を確保している状況が背景となっている」などと話している。