オペラ歌手は路頭に迷うキャサリンさんを自宅に招き、日本の家庭料理を振る舞ってくれた。さらに、ドイツ語で「歓喜の歌」を歌ってくれた。キャサリンさんは人種や言葉を越えたミュージアムを建設予定で、それは心を救ってくれたオペラ歌手の歌があったからだという。
キャサリンさんはオペラ歌手と偶然出会った宿に併設されたカフェへやってきた。オーナーに事情を説明すると、その日のことを覚えていた。カフェの常連客に特徴が似た女性がいるという。連絡して宿に来てもらうことになったが、その女性は身に覚えがないという。