2人の子供が横たわり空を見上げる様子が描かれた絵。覆面アーティスト“バンクシー”がロンドンのとあるガレージの上に書き残したもの。イギリスメディアによると、ホームレス問題に対する明確なメッセージが込められているという。バンクシーはゲリラ的な制作活動で話題に。2018年、1億5000万円で落札された絵が額縁に仕込まれたシュレッダーで細切れ状態に。2021年、再びオークションにかけられると約25億円で落札。2024年にはイギリスで9日連続で作品を発表。ロンドン市内の至る所に描かれたのは動物。相次いだのが盗難・落書き被害。4日目に公開されたオオカミ。白い衛星アンテナに描かれ、夜になると月のように見える作品だが、覆面の男らがアンテナを持ち去る事態が。さらに8日目に公開された車によじ登るサイには腹の部分に白いスプレーで落書きされた。バンクシーの素性は謎のままだったが、今月13日“正体特定”の報道が。ロイター通信によると、本名ロビン・ガニンガム、50代イギリス人男性。2000年に米・ニューヨークで建物の屋上の看板を汚しているとして現行犯逮捕された人物。彼がバンクシーだという裏付けが、2022年11月ウクライナでの制作活動。作品では柔道着を着た小柄な青年が黒帯の大人を投げ飛ばす姿が描かれている。これは柔道の愛好家として知られるロシア・プーチン大統領がウクライナの抵抗を受ける姿を皮肉ったものではないかと話題になった。ロイター通信は作品が制作される直前の2022年10月28日にウクライナに入国した人物とロビン・ガニンガム氏の誕生日が一致していているといい、その人物は作品が完成してまもなく出国の記録があるという。
