高知・南国市のコアテックでは物流を氷で変える新技術が生まれている。「スラリーアイス」と呼ばれる塩水を使ったシャーベット状の氷を生み出していて、かつては-3度ほどだったが新たに-1度のスラリーアイスを生み出し、活け締めを実現した。実際に氷を入れた海水のタイは動き続けたのに対し、スラリーアイスのタイはすぐに活け締め状態となる様子が見られている。神奈川・小田原市のおさしみ天国・小田原海鮮ゴーゴーでもスラリーアイスを使っているが、夏場でも新鮮な魚を提供できるようになったという喜びの声が聞かれている。コアテックは地元のメロン農家を訪れていて、高級メロンを最適のタイミングで保存できないかを確認している。今後は冷凍でも冷蔵でもない新たな選択肢となることが期待されるという。