日本で最初のスナック菓子は1957年発売のポップコーンで、最初は映画館や遊園地などの外出先の非日常空間で食べるものとしてスタートした。こうした中1983年にマイクポップコーン バターしょうゆが発売し、日本人が好きなフレーバーとして定着して現在でも1番人気のフレーバーとなっている。60年代に入ると当初おつまみとして売り出したコイケヤポテトチップスや川エビの天ぷらに着想を得たかっぱえびせんなど現在でも人気のスナック菓子たちが誕生した。1972年にはかっぱえびせんの姉妹品としてサッポロポテトが誕生し、74年にはバーベキュー味が発売された。このバーベキュー味には業界で初めて肉を練り込み、チキンとビーフの旨味をしっかりと感じられる商品になった。1975年にはポテトチップス界を牽引するカルビーポテトチップスが発売した。最初に発売されたフレーバーはうすしお味で、その後のり塩・コンソメパンチ味が発売し、どれも大ヒットとなった。1983年にはカルビーが中身が見えないアルミ蒸着のパッケージを発売し、スナック菓子の品質向上に貢献して現在ではパッケージの主流となっている。1976年には新世代ポテトチップス商品としてジャガイモを潰してからポテトチップスの形に加工するチップスターが発売された。1978年にはとんがりコーンが発売され。84年にはカラムーチョが発売され、87年には濃厚な味付けが特徴なスコーンが発売されるなど、この頃からはコンビニの台頭によって辛味などフレーバーが多様化していった。1992年にはデリバリーピザが世の中に浸透していったことを背景に独特な味付けであるピザポテトが発売された。当初ポテトにチーズが中々乗らないという課題もあったものの、表面をギザギザにすることで克服し、食べ応えもましたことで大ヒットした。1993年には堅い食感のポテトチップス 堅あげポテトが発売された。製造にあたっては低温でじっくりと揚げるため生産効率が悪いという。1995年には女性の社会進出の加速に伴って女性が外で食べられるスナック菓子をコンセプトにじゃがりこが発売された。2003年に発売された暴君ハバネロは当時世界一辛い唐菓子として知られていたハバネロを練り込んでいて、激辛ブームの先駆けとなった。